北欧モダニズム陶芸の父と称される、スウェーデンを代表する陶芸家であり、アーティストであるWilhelm Kåge（ヴィルヘルム・コーゲ / 1889-1960）。画家・グラフィックデザイナーとして活躍したのちに、陶芸の道に入りグスタフスベリ製陶所のアートリーダーとして、機能的で美しくリーズナブルな食器などのプロダクトデザインで「日常生活に美を」を実現する一方、芸術的なアートポタリーの創作にも力を注ぎました。
グスタフスベリ製陶所にアートスタジオを設立し、Stig Lindberg （スティグ・リンドベリ / 1916-1982）や、コーゲの轆轤師でもあったBerndt Friberg（ベルント・フリーベリ / 1899-1981）とともに自由闊達な創作活動に勤しみ最盛期を築いた人物で、後世に大きな影響を与えました。
この本には、北欧陶芸界を牽引したコーゲの作品はもちろん、彼自身のポートレート、リンドベリと並んで制作する姿など、工房での様子も含めて多くの写真が掲載されており、当時のグスタフスベリの様子が垣間見れる、貴重な1冊となっています。

Author: Petter Eklund
Hardcover: 192P
Language: Swedish
Size: W186×H212×D20mm
Publisher: Historiska Media (Sweden), 2017
ISBN: 9789175454160
Item Number: 0054

Condition: ★★★☆☆