「フィンランド・デザインの良心」と呼ばれる、20世紀を代表するフィンランドのデザイナー・Kaj Franck（カイ・フランク / 1911-1989）。
「日常生活に美を」というコンセプトのもと、これまでの常識を超えた新しくシンプルで実用的なテーブルウェアをデザインし、今も愛され続けるたくさんの作品を残しました。また、アノニマスであることにもこだわり、デザイナーの匿名性を重視して、デザインの社会的意義と責任を唱え、長きにわたって大きな影響を与えている偉大な人物です。
この本は、フランクが2011年に生誕100年を迎えたことを記念して発刊されました。たくさんのモノがつくられる多様化の時代となっても、変わらず親しまれるフランクの作品。その理由は、フランクが貫いた信念にあるとして、彼の親しかった友人や同僚などにインタビュー。作品とともに、それぞれ独自の視点から語られたインタビューによって、フランクの人柄を紐解いた、貴重な1冊となっています。
インタビューには、Oiva Toikka（オイバ・トイッカ / 1931-2019）や、マリメッコのデザイナーVuokko Nurmesniemi（ヴォッコ・ヌルミスニエミ / 1930-2003）などが登場します。


Hardcover: 168P
Language: Finnish & English
Size: W198×H255×D18mm
Publisher: WSOY(Helsinki), 2011
ISBN: 978-951-0-36898-5
Item Number: 0035

Condition : ★★★★☆